サブスク家具とは、毎月定額で家具をレンタルできるサービスのことです。
初期費用や処分費用がかからない、気軽に家具を入れ替えられるなどのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
この記事では、サブスク家具のデメリットについて詳しく解説します。
1.サブスクリプション家具のメリットのおさらい
サブスクリプション家具とは、毎月定額で家具をレンタルできるサービスのことです。
このサービスには、以下のようなメリットがあります。
①初期費用や処分費用がかからない
家具を購入するとなると、まとまった初期費用が必要となります。
例えば、ソファやテーブル、ベッドなどの基本的な家具を揃えるだけでも、数十万円から数百万円もかかることがあります。
また、購入した家具は、使わなくなった時や引っ越しの際に処分する必要がありますが、これにも費用がかかります。
特に大型家具は、処分費用が高額になることも多く、手間もかかります。
しかし、サブスクリプション家具なら、初期費用や処分費用を気にせずに家具を利用できます。
サブスクリプション家具の料金は、レンタルする商品や期間によって異なりますが、一般的には数百円から数千円程度です。
また、利用期間が終了すれば、サービス側が家具を回収してくれるので、処分の手間も省けます。
②気軽に家具を入れ替えられる
サブスクリプション家具のもう一つのメリットは、気軽に家具を入れ替えられることです。
自分の好みやライフスタイルが変わった時や、部屋の模様替えをしたい時に、新しい家具を選んでレンタルすることができます。
例えば、「今はミニマルなインテリアが好きだけど、将来はカラフルなインテリアにしたい」「今は一人暮らしだけど、将来はパートナーや子供と暮らしたい」「今は自宅で仕事をしているけど、将来はオフィスに通うようになるかもしれない」といった場合に、サブスクリプション家具なら柔軟に対応できます。
また、サービスによっては、コーディネートセットプランやインテリアコーディネーターのサポートがあるものもあります。
これらを利用すれば、自分の部屋に合ったおしゃれな家具を選ぶことができます。
③ハイセンスな家具や人気ブランドの家具を利用できる
サブスクリプション家具のもう一つのメリットは、ハイセンスな家具や人気ブランドの家具を利用できることです。
サブスクリプション家具では、Knoll（ノール）やHerman Miller（ハーマンミラー）、FLOS（フロス）などの有名ブランドやメーカーの家具をレンタルできるサービスがあります。
これらの家具は、デザイン性や機能性が高く、インテリアのアクセントになります。
しかし、購入すると高額になるため、なかなか手が出せないものも多いです。
サブスクリプション家具なら、月々の少ない費用で、自分の部屋に高級感や個性を演出できます。
2.サブスク家具のデメリット
①長期利用すると購入より高くつく
サブスク家具の最大のデメリットは、長期利用すると購入した場合よりも高くつく可能性があることです。
サブスク家具の料金は、レンタルする商品や期間によって異なりますが、一般的には数百円から数千円程度です。
しかし、これを何年も続けると、その商品の定価を超えてしまうこともあります。
例えば、「月額2,550円」でレンタルできるソファが「定価50,000円」である場合、20ヶ月（1年8ヶ月）以上利用すると定価より高くなってしまいます。
定価50,000円のソファをレンタルの場合 月額2,550円×20ヶ月（1年8ヶ月）＝合計51,000円（20ヶ月以上使うと定価より高くなる）
もちろん、サービスによっては定価を超えないように料金設定していたり、レンタル料金を差し引いて家具を購入できたりするなどデメリットを補っているものもあります。
しかし、それでも長期的に見ると購入した方がお得になるケースも少なくありません。
サブスク家具を利用する際は、自分がどれくらいの期間その家具を使いたいか、その家具の定価や購入方法は何かなどを事前に調べておくことが大切です。
②追加費用がかかる場合がある
サブスク家具のもう一つのデメリットは、月々の料金以外に追加費用がかかる場合があることです。
サービスによっては、以下のような追加費用が発生することがあります。
- 組み立て・設置料：家具の組み立て・設置による手数料
- 修繕費：破損した家具の修繕に掛かる費用
- 時間指定料金：配達時間の指定による手数料
- 解約手数料：最低利用期間中の解約による手数料
- 返却・回収手数料：家具の返却・回収による手数料
特に返却・回収手数料には注意しておきましょう。月々数百円で借りられる家具でも、返却に掛かる手数料が数千円となることもあり、月々のレンタル料金より高くなることも多いです。
サブスク家具を利用する際は、利用規約や料金表をしっかりと確認して、余計な出費をしないようにしましょう。
③家具の種類が限られている
サブスク家具のデメリットとして、利用できる家具の種類が限られていることも挙げられます。
サブスク家具は、各サービスが取り扱っている家具しかレンタルできないので、どうしても選択肢が少なくなってしまいます。
また、サブスク家具は比較的シンプルなデザインが多いため、個性的・派手なデザインが好きな方はお気に入りを見つけるのが大変かもしれません。
いろんなデザインを取り揃えるサービスもありますが、必ずしもお目当ての家具がある訳ではないので、どうしても欲しい家具がある場合は購入を検討してみてください。
④最低利用期間が決まっている
サブスク家具のデメリットとして、最後に最低利用期間が決まっていることを挙げます。
サービスによっては、数ヶ月から数年程度のレンタルの最低利用期間を設けていることがあります。
最低利用期間中は解約ができない、もしくは解約できたとしても違約金がかかることもあります。
サブスク家具を利用する際は、自分がどれくらいの期間その家具を使いたいか、そのサービスの最低利用期間や解約条件は何かなどを事前に確認しておくことが大切です。
おわりに
この記事では、サブスク家具のデメリットについて詳しく解説しました。
サブスク家具は便利でお得なサービスですが、長期利用や追加費用、家具の種類や最低利用期間などに注意する必要があります。
自分のライフスタイルやニーズに合ったサービスを選ぶことで、より快適にサブスク家具を楽しむことができます。
