あなたは、節約をしたいと思ったことはありませんか?
節約は、お金を管理する上でとても重要なスキルです。
しかし、節約にはコツがあります。どこから始めれば良いのか、どうやって続けられるのか、分からない方も多いでしょう。
この記事では、初心者の方でもわかりやすく、節約のコツを徹底解説します。
これらの節約術を実践すれば、年間10万円以上浮く可能性があります。
家計を改善するために、ぜひ参考にしてみてください。
1. 節約を始める前に、まずは家計を把握しよう
家計簿は、お金の管理をするのに欠かせないツールですが、ただ記録しているだけでは期待していたほどの効果を得られないことが多くあります。
家計簿を貯金や節約に役立てるには、基本のつけ方や自分にあった家計簿の種類を選ぶことが大切です。
ここでは、家計簿のつけ方や種類、メリットやデメリットなどをご紹介します。
①家計簿をつけて、収入と支出を記録する
家計簿とは、月々の収入と支出を記録するものです。収支を記録すればお金の流れが見え、毎月何にいくら使ったかがわかります。
また項目ごとの支出を振り返り、家計の改善につなげることも可能です。
家計簿をつけることで得られるメリットは以下の通りです。
- お金の使い方に自覚が持てる
- 節約すべき項目や無駄遣いが見える
- 貯金や投資などお金の目標設定がしやすくなる
- 緊急時や将来のために備えられる
家計簿をつける方法はさまざまですが、ここでは手書きの家計簿、Excelなどの表計算ソフトの家計簿、家計簿アプリの3つの代表的な方法について紹介します。
それぞれの方法にはメリットやデメリットがありますので、自分に合った方法を選んでみましょう。
手書きの家計簿
手書きの家計簿は昔からよく利用されており、ノートに必要な費用項目や枠を自分でいちから書いたり、市販のノート型の家計簿を使ったりして記録します。
市販のノート型の家計簿であれば、費用項目やマス目が印字されており、収支の金額を書いて集計するだけなので初めての人にもおすすめです。
手書き家計簿のメリットは、書くことで金額を把握しやすくなったり、ページの余白に課題や改善点などの気付きをメモできたりすること が挙げられます。
デメリットとしては、家計簿の記入や集計作業に手間がかかることです。また、市販のノート型の家計簿がリニューアルすると、使い勝手が変わることもあるでしょう。
Excelなどの表計算ソフトの家計簿
パソコンでの作業が得意な人には、Excelなどの表計算ソフトの家計簿がおすすめです。
表計算ソフトの家計簿のメリットは、手軽に入力や集計ができるだけでなく、グラフ化して分析しやすいこと が挙げられます。
数多くのテンプレートがWEBで公開されており、いちから費用項目や枠を入力する必要もありません。
デメリットは、パソコンを立ち上げないといけないことや、表計算ソフトの関数設定が複雑になってくるとミスに気付きにくくなることです。
家計簿アプリ
近年では、家計簿アプリも広く活用されています。家計簿アプリとは家計簿をスマホからカンタンに入力できるツールです。
普段持ち歩くことが多いスマホを使うことで、使った金額の入力などをいつでもどこでも行うことができます。また、収支を自動で計算してくれ、集計する手間を省けるのもメリットです。
機能はアプリによってそれぞれ異なりますが、連携機能があると収支の管理に役立ちます。連携機能とは銀行口座やクレジットカードと連携し、自動で入出金を記録する機能のことです。
家計簿アプリを使う際のデメリットは、お金を使った実感が薄いことです。
スマホで収支の確認をカンタンにできてしまうため、浪費に気づきにくいというデメリットもあります。
収支を把握して改善につなげたい人は、プラスアルファの工夫がほしいところです。
また金融サービスとの連携機能がついたアプリは、情報漏洩の危険性についても考えておきたいものです。
②クレジットカードや電子マネーを活用して、支出を可視化する
現金ではなくクレジットカードや電子マネーで支払うことで、支出を可視化することができます。
支出を可視化するとは、自分が何にいくら使っているかを明確に把握することです。
支出を可視化することで得られるメリットは以下の通りです。
- 無駄遣いや節約すべき項目が見える
- 予算管理や貯蓄計画が立てやすくなる
- 支払いの記録が残り、確定申告などに役立つ
クレジットカードや電子マネーは、現金と違って利用明細が残ります。
利用明細はWebサイトやアプリで確認できる場合が多く、日付や金額だけでなく、店名や商品名なども記録されています。
これらの情報を活用すれば、自分の支出パターンを分析しやすくなります。また、家計簿アプリと連携させれば、自動的に収支の管理ができるようになります。
クレジットカードや電子マネーを活用する際の注意点は、使った実感が薄れてしまうことです。
現金ではなくカードやスマホでタッチするだけで決済できるため、お金の感覚が鈍ってしまう可能性があります。
その結果、予算オーバーや借金などのトラブルに陥ることもあります。
そうならないためには、以下のような工夫が必要です。
- 月々の返済額や残高を定期的に確認する
- 利用限度額や予算額を設定しておく
- 現金払いと比較して得られるポイントやキャッシュバックなどのメリットを意識する
クレジットカードや電子マネーは便利な決済方法ですが、使い方によっては家計に悪影響を及ぼすこともあります。
しかし、正しく使えば支出を可視化しやすくなり、節約にも役立ちます。
2.固定費を見直して、ムダを省く
固定費とは、毎月決まった額を支払う必要がある費用のことです。
例えば、スマホやインターネット、保険、電気やガスなどが固定費にあたります。
固定費は生活に必要なものですが、その分、節約の余地が少ないと思われがちです。
しかし、実は固定費にもムダが隠れていることが多くあります。
ここでは、スマホやインターネットの契約を見直す方法、保険の見直しを行う方法、電気会社とガス会社の乗り換え方法について詳しく解説していきます。
①スマホやインターネットの契約を見直す
スマホやインターネットは現代人にとって欠かせないものですが、その分、固定費としてかかる金額も大きいです。
しかし、契約内容や料金プランを見直すことで、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
スマホやインターネットの契約を見直す際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 自分の利用状況やニーズに合わせてプランを選ぶ
- 大手キャリアから格安SIMや格安スマホに乗り換える
- スマホとインターネットのセット割を利用する
自分の利用状況やニーズに合わせてプランを選ぶ スマホやインターネットのプランは自分の利用状況やニーズに合わせて選ぶことが大切です。
例えば、通話やメールよりもデータ通信を多く使う人はデータ容量が多いプランを選ぶべきです。
逆にデータ通信よりも通話やメールを多く使う人は通話料金が安いプランを選ぶべきです。
また、自宅ではWi-Fiを使っている人はデータ容量が少なくても問題ありません。
自分の利用状況やニーズに合わないプランを選んでいると、必要以上に高い料金を払ってしまうことになります。
大手キャリアから格安SIMや格安スマホに乗り換える スマホの料金を節約するためには、大手キャリアから格安SIMや格安スマホに乗り換えることがおすすめです。
格安SIMとは大手キャリアの回線を借りて提供されるサービスで、月額料金が大手キャリアよりも安くなっています。
格安スマホとは格安SIMとセットで提供されるスマートフォンで、端末代も大手キャリアよりも安くなっています。
格安SIMや格安スマホのメリットは以下の通りです。
- 月額料金が大手キャリアよりも安い
- プランやオプションが豊富で自由度が高い
- 番号や端末をそのまま使える場合が多い
格安SIMや格安スマホのデメリットは以下の通りです。
- 通信速度やエリアが大手キャリアよりも劣る場合がある
- キャンペーンやポイントなどの特典が少ない
- サポートやアフターサービスが大手キャリアよりも劣る場合がある
格安SIMや格安スマホに乗り換える際には、自分の利用状況やニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。
また、乗り換える前には解約金や違約金などの費用も確認しておきましょう。
スマホとインターネットのセット割を利用する スマホとインターネットを同じ会社で契約すると、セット割という割引サービスを利用できる場合があります。
セット割のメリットは以下の通りです。
- 月額料金が安くなる
- 契約手続きや支払いが簡単になる
- サービスの連携や相互利用ができる
セット割のデメリットは以下の通りです。
- 他社のサービスに乗り換えにくくなる
- サービスの品質や内容に不満があっても解約しにくくなる
セット割を利用する際には、自分の利用状況やニーズに合ったサービスを選ぶことが大切です。また、セット割の条件や内容は会社によって異なりますので、比較検討しておきましょう。
以上、スマホやインターネットの契約を見直す方法についてご紹介しました。これらの方法を実践すれば、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
②保険の見直しを行う
保険は、万が一の事故や病気に備えるために必要なものですが、その分、固定費としてかかる金額も大きいです。しかし、保険にもムダが隠れていることが多くあります。
例えば、自分のライフステージやニーズに合わない保険を契約している場合や、重複している保険を契約している場合などです。
保険の見直しを行うことで、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
保険の見直しを行う際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 自分のライフステージやニーズに合わせて必要な保障内容や金額を決める
- 複数の保険会社やプランを比較検討する
- 保険の相談窓口や専門家に相談する
自分のライフステージやニーズに合わせて必要な保障内容や金額を決める 保険は自分のライフステージやニーズに合わせて選ぶことが大切です。
例えば、独身であれば生命保険よりも医療保険やがん保険などの優先度が高いでしょう。逆に結婚や子育てをしていれば生命保険や教育資金保険などの優先度が高くなります。
また、年齢や健康状態によっても必要な保障内容や金額は変わってきます。
自分のライフステージやニーズに合わない保険を契約していると、必要以上に高い料金を払ってしまうことになります。
複数の保険会社やプランを比較検討する 保険は同じような内容でも、会社やプランによって料金やサービスが異なります。
そのため、一つの会社やプランに決めつけずに、複数の会社やプランを比較検討することがおすすめです。
比較検討する際には、以下のような点に注目してみましょう。
- 保障内容や金額は十分か
- 月額料金は安いか
- 解約条件や更新条件は有利か
- サポートやアフターサービスは充実しているか
比較検討する方法としては、インターネットで検索したり、雑誌や書籍で調べたりすることができます。
また、『LIFENET』 や『SBI損害保険』 などのオンラインで契約できる保険会社もあります。
オンラインで契約できる保険会社のメリットは以下の通りです。
- 月額料金が安い
- 契約手続きが簡単
- ウェブサイトやアプリで管理ができる
オンラインで契約できる保険会社のデメリットは以下の通りです。
- 対面で相談できない
- オンラインでの操作に慣れていないと不便に感じる
- サービスの品質や内容に不満があっても解約しにくくなる
オンラインで契約できる保険会社を利用する際には、自分のライフステージやニーズに合った保険を選ぶことが重要です。
また、契約する前には利用規約や注意事項をよく読んでおきましょう。
保険の相談窓口や専門家に相談する 保険は自分で選ぶこともできますが、専門的な知識が必要な場合もあります。
そのような場合は、保険の相談窓口や専門家に相談することがおすすめです。
保険の相談窓口や専門家に相談するメリットは以下の通りです。
- 自分に最適な保険を提案してもらえる
- 複雑な保険の仕組みや用語をわかりやすく説明してもらえる
- 保険の見直しや変更の手続きを代行してもらえる
保険の相談窓口や専門家に相談するデメリットは以下の通りです。
- 相談料や手数料がかかる場合がある
- 営業目的で不必要な保険を勧められる場合がある
- 信頼できる相談窓口や専門家を見つけるのが難しい場合がある
保険の相談窓口や専門家に相談する際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 相談料や手数料は事前に確認する
- 契約する前には契約内容や注意事項をよく理解する
- 複数の相談窓口や専門家と比較検討する
以上、保険の見直しを行う方法についてご紹介しました。これらの方法を実践すれば、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
③電気会社とガス会社の乗り換え
電気やガスは生活に欠かせないものですが、その分、固定費としてかかる金額も大きいです。しかし、電気やガスにもムダが隠れていることが多くあります。
例えば、自分の利用量やニーズに合わない料金プランを契約している場合や、同じ会社で契約していることにこだわっている場合などです。
電気会社とガス会社の乗り換えを行うことで、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
電気会社とガス会社の乗り換えを行う際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 電気やガスが自由化されているかどうかを確認する
- 複数の電気会社やガス会社を比較検討する
- 電気とガスがセットになったプランを利用する
電気やガスが自由化されているかどうかを確認する
電気やガスが自由化されているとは、従来の地域独占の電力会社やガス会社以外にも、他の会社から電気やガスを購入できるようになったことです。
これにより、消費者は自分の利用状況やニーズに合った料金プランやサービスを選ぶことができます。
電気は2016年4月から全国で自由化されており、ガスは2017年4月から一部地域で自由化されています 。自分の住んでいる地域が自由化されているかどうかを確認しましょう。
複数の電気会社やガス会社を比較検討する
電気やガスが自由化されていれば、複数の電気会社やガス会社から選ぶことができます。
しかし、すべての会社やプランが同じではありません。料金やサービスは会社によって異なります。
そのため、一つの会社やプランに決めつけずに、複数の会社やプランを比較検討することがおすすめです。
比較検討する際には、以下のような点に注目してみましょう。
- 月額料金は安いか
- 契約期間や解約条件は有利か
- サポートやアフターサービスは充実しているか
- エコロジーなどの付加価値はあるか
比較検討する方法としては、インターネットで検索したり、『電気・ガス料金比較サイト』 などの専門サイトを利用したりすることができます。
専門サイトでは、自分の住所や利用量などを入力すれば、最適なプランを提案してくれます。
利用状況やニーズに合ったサービスを選ぶことが大切です。また、セット割の条件や内容は会社によって異なりますので、比較検討しておきましょう。
以上、電気会社とガス会社の乗り換え方法についてご紹介しました。これらの方法を実践すれば、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
④固定費の見直しは、毎年行うのがおすすめ
固定費の見直しは、毎年行うのがおすすめです。
なぜなら、固定費は状況によって変わることもあるからです。例えば、家族構成や収入が変わったり、新しいサービスやプランが登場したりすると、今の固定費が最適でなくなる可能性があります。
また、固定費は一度見直すとその効果が長く続きます。毎月数千円から数万円も節約できれば、年間ではかなりの金額になります。
その節約したお金を貯蓄や投資に回せば、将来の資産形成にも役立ちます。固定費の見直しは、家計の改善に効果的な方法です。ぜひ参考にしてみてください。
3.変動費を削減して、生活を見直す
変動費とは、毎月の支出の中で必要に応じて増減するもののことです。
食費や交際費、趣味や娯楽などが該当します。変動費を節約することで、家計に余裕ができたり、貯金や投資に回せたりするメリットがあります。
しかし、変動費を節約するには、自分の生活習慣や消費行動を見直す必要があります。
そこで、今回は食費に焦点を当てて、おやつは手作りする、ペットボトル飲料は購入しない、ふるさと納税で食材をゲットという3つの節約方法をご紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう。
①食費を節約する
食費は変動費の中でも大きな割合を占めるものです。日本経済新聞社が2023年4月に発表した「家計調査」によると、2人以上世帯の平均的な食費は月額7万2000円ほどです。
このうち外食費は2万1000円ほどで、自炊費は5万1000円ほどです。外食費は自炊費よりも高くつく傾向がありますが、自炊でも無駄な出費をしている場合があります。
そこで、食費を節約するためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 冷蔵庫の中身を把握する
- プライベートブランド商品をチェックする
- コンビニの利用を控える
おやつは手作りする
おやつは小腹が空いたときや気分転換に欠かせないものですが、市販品を購入するとコストがかかります。また、添加物や保存料などが気になる方もいるでしょう。
そこで、おすすめなのがおやつを手作りすることです。手作りなら材料費も安く抑えられますし、安心して食べられます。
また、子どもと一緒に作ると楽しみながら親子のコミュニケーションも取れます。
手作りおやつのレシピはインターネットでたくさん見つかりますが、ここでは簡単に作れるクッキーとスイートポテトをご紹介します。
- クッキー
- 材料(20枚分)
- ホットケーキミックス 200g
- バター 80g
- 砂糖 40g
- 卵 1個
- チョコチップ 適量
- 作り方
- バターを室温に戻して柔らかくし、砂糖とよく混ぜる。
- 卵を割って溶きほぐし、バターと砂糖のボウルに加えて混ぜる。
- ホットケーキミックスをふるって加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- チョコチップを好きな量加えてさらに混ぜる。
- クッキングシートを敷いた天板に、生地をスプーンですくって丸めて並べる。生地は焼くと広がるので、間隔をあける。
- 180度に予熱したオーブンで15分ほど焼く。焼き色がついたら完成。
- 材料(20枚分)
- スイートポテト
- 材料(4人分)
- さつまいも 500g
- 砂糖 50g
- バター 20g
- 卵黄 1個
- 生クリーム 大さじ2
- 黒ごま 適量
- 作り方
- さつまいもは皮をむいて一口大に切り、水にさらしてアクを抜く。
- 鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、沸騰したらさつまいもを加えて柔らかくなるまで煮る。
- 煮たさつまいもをざるにあけて水気を切り、ボウルに移してつぶす。
- バターと卵黄と生クリームを加えてよく混ぜる。
- クッキングシートを敷いた天板に、生地を丸めて並べる。表面に黒ごまを振る。
- 200度に予熱したオーブンで15分ほど焼く。焼き色がついたら完成。
- 材料(4人分)
ペットボトル飲料は購入しない
ペットボトル飲料は手軽に水分補給ができる便利な商品ですが、購入するとコストがかかります。
また、ペットボトルの原材料高騰や物流コストの上昇などの影響で、2022年10月から値上げが行われました。ペットボトル飲料の平均的な価格は1本160円程度です。
これを毎日購入すると、月額3200円、年額3万8400円の出費となります。これは無駄な支出と言えます。
そこで、ペットボトル飲料を購入しないで済む方法として、以下の2つの方法があります。
- 水筒持参する
- 水道水や浄水器の水を飲む
水筒持参する場合は、自分で好きな飲み物を入れて持ち運べます。
お茶やコーヒーなどは自宅で作って入れれば安く済みますし、市販のジュースや牛乳などもペットボトルよりも安く買えます。
また、水筒は保温・保冷効果がありますし、蓋ができるのでこぼれにくいです。水筒の値段は3000円程度からありますが、長期的に見ればペットボトル飲料よりも安上がりです。
- 水筒持参する場合のコストシミュレーション
項目 | 金額 |
---|---|
水筒の値段 | 3000円 |
お茶の値段(1リットルあたり) | 100円 |
お茶の消費量(1日あたり) | 0.5リットル |
月額のお茶代 | 1500円 |
年間のお茶代 | 18000円 |
水筒持参にかかる費用(初年度) | 21000円 |
水筒持参にかかる費用(2年目以降) | 18000円 |
- ペットボトル飲料を購入する場合のコストシミュレーション
項目 | 金額 |
---|---|
ペットボトル飲料の値段(1本あたり) | 160円 |
ペットボトル飲料の消費量(1日あたり) | 1本 |
月額のペットボトル飲料代 | 3200円 |
年間のペットボトル飲料代 | 38400円 |
このように、水筒持参する場合は、初年度で17400円、2年目以降で20400円も節約できます。ペットボトル飲料を購入する場合と比べると、かなりお得となります。
以上、ペットボトル飲料を購入しないで済む方法についてご紹介しました。これらの方法を実践すれば、毎月数千円から数万円も節約できる可能性があります。
変動費を削減して、生活を見直すために、ぜひ参考にしてみてください。
ふるさと納税で食材をゲット
食費を節約する方法のひとつとして、ふるさと納税で食材をゲットするという方法があります。
ふるさと納税とは、自分の好きな自治体に寄付をすることで、その自治体の特産品を返礼品としてもらえる制度です。
寄付金額から2,000円を差し引いた金額が所得税や住民税から控除されるので、実質的な負担は少なくなります。
ふるさと納税で食材をゲットするメリットは以下の通りです。
- 高級食材や希少食材をお得に手に入れられる
- 地域の特色や味を楽しめる
- 地域の活性化に貢献できる
ふるさと納税で食材をゲットするデメリットは以下の通りです。
- 寄付金額に上限がある
- 返礼品の発送に時間がかかる場合がある
- 返礼品の在庫がなくなる場合がある
ふるさと納税で食材をゲットする際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 自分の控除上限額を確認する
- 返礼品の還元率や評判をチェックする
- 返礼品の発送時期や賞味期限を確認する
②光熱費を節約する
エアコンの使い方の見直し
夏は冷房、冬は暖房というように、エアコンは一年中使う家電です。
しかし、エアコンは電気代が高くかかる家電でもあります。そこで、エアコンの使い方を見直すことで節約することができます。
まず、エアコンの設定温度を適切にすることが大切です。夏は28度以上、冬は20度以下に設定しましょう。1度でも設定温度を下げると消費電力が約10%増えると言われています。
また、室内外の温度差が大きいと体に負担がかかりますので、健康面からも適度な温度設定が望ましいです。
次に、エアコンのフィルターや室外機を定期的に掃除することも重要です。
汚れたフィルターや室外機はエアコンの効率を下げて消費電力を増やします。
フィルターは2週間に1回程度、室外機は半年に1回程度掃除しましょう。
最後に、エアコンだけに頼らずにサーキュレーターや扇風機などを併用することもおすすめです。
サーキュレーターや扇風機はエアコンよりも消費電力が少なくて済みますし、空気の流れを作ることで快適さを高めることができます。
特に夏場は風で汗を蒸発させることで体感温度を下げる効果があります。
省エネ家電を使う
家電製品は毎年省エネ化が進んでおり、古い家電製品よりも新しい家電製品の方が消費電力が少なくなっています。
例えば冷蔵庫やテレビなどは10年前の製品と比べると半分以下の電気代で済むようになっています。
そのため、長く使っている家電製品がある場合は、省エネ家電に買い替えることで節約することができます。
省エネ家電を選ぶ際には、「統一省エネラベル」というものを参考にしましょう。
このラベルは家電製品の省エネ性能を星の数で表しており、5つ星が最も省エネな製品です。
また、消費電力や年間電気代なども記載されていますので、比較検討する際に役立ちます。
また、「しんきゅうさん」というウェブサイトでは、今使っている家電製品と最新の省エネ家電製品を比較して、消費電力や電気代の削減量を見ることができます。
自分の家電製品の型番や使用時間などを入力すると、買い替えた場合の節約効果がわかります。
風呂水を洗濯に利用する
お風呂に入った後の残り湯を捨てるのはもったいないと感じませんか?
実は、風呂水は洗濯に再利用することができます。風呂水は温かくて汚れが落ちやすいですし、洗剤の量も減らすことができます。
また、水道代やガス代も節約することができます。
風呂水を洗濯に使う際には、以下の点に注意しましょう。
- 入浴前に身体を洗ったり、浴槽に浮いている汚れを取り除いたりして、風呂水をできるだけ汚さないようにする
- 入浴後は時間を置かずにすぐに洗濯に使う。風呂水は放置すると雑菌が繁殖しやすくなる
- 使っていいのは「洗い」のみで、「すすぎ」には使わない。風呂水で「すすぎ」をすると洗濯物に汚れや臭いが残る可能性がある
風呂水を洗濯に使う方法は、洗濯機に専用の給水ホースを取り付ける方法と、バケツなどで風呂水を運んで入れる方法があります。
給水ホースを使う方が楽ですが、取り付けられない場合や費用がかかる場合はバケツでも十分です。
外食やレジャー費を節約する
外食やレジャーは、気分転換や楽しみのために必要なものですが、同時に変動費の大きな要因でもあります。
外食やレジャー費を節約するためには、次のような方法があります。
クーポンやポイントを活用する
外食やレジャーをする際には、クーポンやポイントを活用することでお得に楽しむことができます。
クーポンやポイントは、Webサイト やSNS 、メール などで入手できる場合が多く、割引率や特典もさまざまです。
例えば、「3,000円以上お買い上げの方は○○プレゼント」 や「初回お試し価格」 などのクーポンがあります。クーポンやポイントを活用する際には、有効期限や利用条件を確認しましょう。
また、必要以上に消費しないように注意しましょう。
家で楽しむ
外出しなくても、家で楽しむ方法はたくさんあります。料理や読書、映画鑑賞などの趣味を楽しんだり、友人や家族とゲームや会話を楽しんだりしましょう。
家で楽しむことで、交通費や入場料などのコストを抑えることができます。
また、自分のペースで過ごすことができるため、ストレスも軽減できます。
家で楽しむ際には、インターネットやテレビなどの電気機器の使用時間に注意しましょう。電気代も変動費の一部ですからね。
以上が、外食やレジャー費を節約する方法です。変動費を削減することは難しくありません。自分の支出パターンを把握し、無駄な出費を見直すことから始めましょう。
変動費を削減して生活を見直すことで、より豊かな暮らしが実現できるかもしれませんよ。
おわりに
この記事では、節約を始める前に家計を把握する方法や、固定費や変動費を削減する方法をご紹介しました。
これらの方法は、無理なく簡単にできるものばかりです。
しかし、効果は大きいです。
毎月数千円から数万円も節約できるようになります。
次回の記事では、節約を継続するために必要なモチベーションの維持方法や、節約の効果を実感する方法をご紹介します。
ぜひお楽しみにしてください。